ドメインの構成
このDNSができたのが1984年です。それ以前は今では信じられませんが対応表みたいなファイルで行っていました。インターネットといっても、まだホームページなどはなく、メールやニュースグループ(掲示板のようなもの)などが中心でした。ちなみに世界最初のホームページができたのは1991年です。一般的にインターネットが使われていなかったので、対応表で何とかなりましたが、利用者が増えると、さすがに限界となりDNSの仕組みができます。
ドメインの構成を考える時にインターネットが生まれたアメリカでは「.com」「.edu」「.gov」「.mil」「.net」「.org」「.arpa」をトップレベルドメイン(ドメインの一番右側)とします。
日本のインターネットの祖はJUNETと呼ばれるネットワークで、最初は「.junet」がトップレベルドメインでした。インターネットが世界に拡がりだしたため、国コードを導入しようということになり「.jp」が採用されます。1989年に「.JUNET」から「.jp」に移行し、今の日本のドメインになります。またセカンドレベルとして「ac」「ad」「co」「go」「or」が導入されます。これで「j-motto.co.jp」という現在のドメイン名になります。
その後、ウィンドウズ95発売によってパソコンブーム、インターネットブームに火がついたことにより、利用者が急増します。そこでプロバイダーなどネットワークサービス用として「ne」が、法人格を持たない組織・グループ向けに「gr」、小中高校などの初等中等教育機関向けに「ed」が新設されます。