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MEOがますます重要に?

column

2022年01月05日

合同会社エムアイティエス代表 水谷哲也

ウェブサイトでは、よくSEO(検索エンジン最適化)が重要という言葉をききますが、同じようにMEOも大切です。MEOとはマップエンジン最適化のことでマップとはグーグルマップを指します。屋号や社名で検索するとPCでしたら画面の右に、スマホでしたら広告の下に地図が出てきます。スマホの場合はウェブサイト(SEOが重要)の前に地図が出ますのでMEOがますます重要です。

グーグルマップとは

2005年7月に日本語版がスタートした時は地域の店を探す「グーグルローカル」と地図を表示する「グーグルマップ」と別々のサービスでしたが、10月に「グーグルローカル」に統一されました。ところがサービス名が不評で2006年4月に「グーグルマップ」に変更されます。

2007年にスマホが登場すると、スマホで使えるモバイル版が登場。やがて車の上にカメラを乗せた撮影車を街中で見かけるようになりストリートビューが開始されます。車で行けない日本アルプスなどはカメラを背負って登山道を登り、頂上からのパノラマ写真が楽しめるようになっています。

グーグルマップへ登録すると写真を変更できる

屋号や社名で検索すると地図と写真が出てきますが、写真によく会社が入っているビルの入口や駐車場が映っている場合があります。これはグーグルが撮影したストリートビューをそのまま表示しており、印象がよくありません。昔、廃業したお店が映っている場合もあります。

登録はグーグルマイビジネスを使って無料でできます。グーグルマイビジネスにアクセスするにはグーグルアカウントがいりますので会社共有のアカウントを作っておきましょう。個人のアカウントで登録すると、登録者が退社してしまったとたん会社で変更できなくなってしまいます。

登録した住所宛にグーグルから郵便が届きますので、中に記載された数字を入力することでオーナー登録ができます。営業日、営業時間、店舗写真、お知らせなど様々な情報を登録することができます。

非店舗型ビジネスも登録できる

店舗がなく出張型サービスの場合でも登録しておきましょう。住所を登録してグーグルから送られてきた数字を入力しオーナー登録ができた後に住所を消して「出張型の商品配達やサービス提供を行っている」にチェックします。サービス提供地域を登録しておくと例えば「日本橋 社労士」でビジネスが表示されますが、マップにはビジネスのピン(つまり住所)が表示されません。

クチコミは定期的に要チェック

自分で登録しなくてもグーグルが電話帳などの情報から勝手に屋号や社名をマップに登録している場合があります。募集をかけても全然応募がない企業から相談があり、念のために検索してみたらグーグルマップのクチコミに辞めた社員のコメントが低評価で記載されていました。

クチコミは誰でも書込みができるので定期的にチェックした方がよいでしょう。口コミに対しては「オーナーからの返信」ができます。特に飲食店やサービスを提供している場合は混んでいる時などの対応で、クレームを書かれることがあるので真摯に対応しましょう。まずはサービスを利用したことと、連絡をいただいたことへの感謝、指摘事項の確認と、必要に応じて謝罪、なぜそうなったかの理由を明示、本質(心情面)を理解しその点にお詫びと改善策を提示するとよいでしょう。クチコミのやりとりを見ている人への信頼感熟成になります。

スマホで例えば「ランチ」で検索するとGPSで今いる場所に近いお店から出てきますが、ビジネス情報の充実度、クチコミへのオーナー返信率、投稿数(イベントの告知などができます)などが高いほど上に出やすい傾向にあります。

地図を使って自分のビジネスを、きっちり伝えていきましょう。

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