アパレル業界はグループウェアの導入に踏み切らない限り、過酷な生存競争の中で生き残るのはむずかしいようです。バブル期に販売額のピークを迎えて以来、横ばいと落ち込みが続き、市場規模は1990年代の約3分の2まで縮小してしまいました。
しかしネット販売は右肩上がりが続いています。グループウェアを導入し時代の波にのることができれば、勝ち組に入ることが可能です。
今回は、アパレル業界でグループウェアを活用するメリットとおすすめツールについてお話します。
アパレル企業がグループウェアを導入するメリット
アパレル業務の課題をグループウェアが一気に解決
アパレル業界は業界自体の生存競争が激しい上に、離職率の高さも昔から有名です。立ち仕事を長時間続けるのは重労働で、腰痛をこじらせて辞職するケースも・・・。
とくに繁忙期はいつもの倍以上働かざるを得ない状況で、ノルマによるプレッシャーでメンタルを崩す社員も大勢います。
慢性的な人手不足から休みも取りにくく、働き方が不規則になりがちなのも問題です。こういった課題を一気に解決に導くのが、業務効率化のための専用ツールであるグループウェアです。
業務効率化とコストカットを同時に実現
アパレル業界には、アナログな手作業の仕事が多く残っています。たとえば普段の出勤リズムも休みの取り方も不規則になるため、勤怠管理の集計業務だけでも大変です。
集計業務の過酷さに「月末になると辞めたくなる」と嘆くのも、アパレル業界の“あるある”です。勤怠管理機能を搭載したグループウェアを導入すれば、出退勤時刻を入力するだけで自動的に集計してくれるので、人の手による負担を大幅に減らせます。
人件費削減、ペーパーレス化によるコストカット効果も同時に実現可能です。
アパレル企業におすすめの活用方法
業務連絡の一括共有
アパレル業界は業務連絡に長時間を奪われる仕事です。グループウェアを導入し、業務連絡を一括共有しましょう。
季節のセールに加え、なにかとイベントを開催するアパレル業界では、商品の入荷時など伝達事項が次々に舞い込んできます。膨大な連絡事項を、いまだにノートに手書きで書き記しているところも・・・。
口頭やノートなどアナログな方法では、伝え漏れによるトラブルは避けられません。グループウェアの情報共有機能を活用すれば、1度の入力で全社員がクラウド上で手軽に閲覧できます。
掲示板やチャット機能も便利で、字の汚いスタッフの判読不可能な文字に泣かされることもなくなります。
店舗アカウントで本部間のやりとりを集約
1店舗あたりの従業員が少ない場合、1ユーザー1アカウントが不要なケースもあるでしょう。少人数体制の支店を多く抱えているアパレル会社なら、店舗に1アカウントを振り分ける活用方法もおすすめです。
チャットや社内SNSなどグループウェアの機能を使えば、本部とのやりとりがクラウド上で完結します。電話をかけたり出たりする回数が減るだけでも、社員の負担を減らす効果があります。
スケジュールの共有管理
スケジュールの共有管理機能も大活躍します。ショーやセールなどイベントが多い業界なので、スケジュール管理は必須です。
グループウェアの管理機能を活用すれば、シーズンごとの予定を押さえながら社員の勤務状況も共有、調整できます。繁忙期と閑散期の波をうまく乗りこなし、計画的に仕事を勧めやすくなるでしょう。
プロジェクト管理機能と併用すれば、忙しい時期でも状況をひとめで把握できます。時間的・精神的余裕が生まれ、業績アップにつながるはずです。
製品のマニュアルもクラウドでチェック
製品や接客マニュアルも、グループウェアを導入すればクラウド上で作成・閲覧が可能です。
接客マニュアルはある程度固定のものになりますが、次々に新商品が入ってくるため製品マニュアルは紙ベースだと追いつきません。製品マニュアルをクラウドで管理すれば、情報の追加も簡単です。
在庫確認のタイムロスを解消
想像以上に手間を取られる在庫確認業務も、グループウェアなら簡単に情報を共有可能です。在庫確認の度に倉庫に足を運んでチェックしたり、他店舗に電話をかけて問い合わせたり、色々動かなければなりません。
お店に自分1人しかいない状況だと、探している間に店内が無人になることも・・・。お会計待ちの行列ができたり、待たせたあげくに結局在庫状況が分からなかったり、サービスのクオリティを落としかねません。
店舗間の在庫情報をクラウド上で共有、管理すれば、どの店舗に在庫がどれぐらいあるのかすぐに検索できるので、問い合わせにもすぐレスポンスできます。
撮影施設を簡単に予約
アパレルの会社では、撮影も大事な業務の1つです。とくに全面的なネット販売に切り替えた会社では撮影業務が増えるため、モデルやカメラマンの手配、撮影施設の予約業務に追われることになります。
施設予約機能を搭載したグループウェアなら、他の店舗とかぶることなく、希望日時に施設をおさえられます。
アパレル業務の条件に合うグループウェアの選び方
スマホ対応ツールは携帯できて便利
店舗スタッフは基本的に立ち仕事です。携帯できて便利なので、スマホ対応のグループウェアを選びましょう。
コーディネートの映像をお客さんに見せるときは、画面の大きいタブレットが重宝します。マルチデバイス製品だと活用の幅が広がります。
直感的な操作性も大事なポイント
たった1人でお店を切り盛りするケースも少なくありません。在庫のチェックなど接客しながらグループウェアを使うこともあるので、操作がむずかしいものはNGです。
直感的に操作できる製品なら、お客さんと会話しながら欲しい情報をさっと取り出せます。
顧客情報を守るセキュリティ体制
顧客情報がライバル会社に盗まれるケースもあれば、就職希望者の情報が漏れたケースもありました。中でもクレジットカード情報の流失は大問題で、アパレル業界の希望であるネット通販による成功ルートを潰しかねません。
アパレル企業におすすめのグループウェアツールはJ-MOTTO
アパレル企業におすすめのグループウェアは、リスモン・ビジネス・ポータル株式会社のJ-MOTTOです。
Pマークなどセキュリティアピールできる認証を取得
J-MOTTOはPマーク、ISO2000、ISO9001、ISO/IEC27001などの認証を取得し、不正アクセス防止対策も徹底しています。
店舗を運営するケースでもECサイトメインの戦略に切り替えるケースでも、顧客の情報を安全に管理しクレジットカードを安心して使える環境の整備は不可欠です。
グループウェアの無料製品は簡易的なセキュリティ機能にとどまることが多いため、不正アクセスやウイルス感染の脅威にさらされる心配があります。
1人あたり165円(税込)の低コスト&小規模導入OK
J-MOTTOは社員10人以下の小規模経営から中小企業まで、幅広いユーザー数に対応可能です。
従業員数のデータによると、もっとも従業員数が多いアパレル企業は約4,500人のスタッフを抱えているそうですが、半分以上は20人以下の規模の会社が占めています。
J-MOTTOは全26機能が1人あたり165円(税込)と格安ですが、アパレル業界の業務効率化に役立つ機能がたくさん搭載されています。限られた人数で業務を効率よくこなせるので、手放せないツールになるでしょう。