グループウェアをまだ導入していない大企業はたった1%未満と言われるほど、メールや社内SNSに代わる定番のビジネスツールになりつつあります。とくに最近は無料のスマホアプリ版がフューチャーされている状況です。
今回はグループウェアの無料スマホアプリについて、活用メリットや最新のおすすめ10製品をご紹介します。
グループウェアの無料アプリを社内共有できるか検証
スマホ対応のグループウェアとアプリはちがうの?
スマホ対応のグループウェアとグループウェアのスマホアプリ・・・少しややこしいですよね。結論からお伝えすると、厳密にはちがうものです。
スマホに対応している製品も、専用のアプリを使うタイプとアプリをインストールせずブラウザからログインして利用するタイプに分かれます。
スマホ対応製品でもアプリを使わないものもあるので、アプリの有無が大きな違いになります。
グループウェアの無料アプリはメリットが多い
無料アプリはコスト面でも大きなメリットがあります。スマホやタブレットにアプリをインストールすれば、出先からリアルタイムで情報の共有が可能です。
- 納入がスムーズ
グループウェアのアプリは、インストールするだけでOKなので納入もスムーズです。スマホの普及率は、2023年に96.3%を突破しました(NTTドコモ モバイル社会研究所調べ)。
オンプレミス型のグループウェアの場合、自社にサーバーを構築するなど納入に時間と手間がかかります。その点、スマホアプリはシステムを手軽に納入できるところもメリットの1つです。
- 情報を見落としにくい
情報を見落としにくいところは、アプリ最大の活用メリットです。アプリならスマホやタブレットを開いたときに目に入るので、情報を見落とす回数が激減します。メールやチャットの送信時、緊急Web会議のお知らせなど対応を急ぐときは、プッシュ通知機能でさらにアピールすることも可能です。
- 管理しやすいツール
アプリを活用すれば情報の共有と伝達だけではなく、管理効率を上げる効果もあります。タイムカードなどの機能を使えば、社外の社員の行動を簡単に管理できます。
メールや電話のような煩わしさがなく、報告する側と報告を受ける側の双方の負担が激減します。日報機能を搭載したアプリならクラウド上で作成、提出できるので、わざわざ会社に戻る必要がありません。
受け取る側もアプリ経由で閲覧、サインを済ませられます。リアルタイムな指示出しやフォローも遠隔でできるため、タイムラグによるトラブルも防ぎやすくなるでしょう。
- 必要な機能に特化したタイプも
シンプルなタイプが多いのも、アプリの魅力です。通知確認専用のアプリや社内SNSに特化したタイプ、チャット、Web会議に特化したタイプなど目的を絞って使う活用方法もできます。
最近はただ感謝を伝えるためのアプリも人気です。
無料版を比較!グループウェアアプリのおすすめ10選
無料で使えるグループウェアアプリの中でも、とくにおすすめの10製品をピックアップしました。
- ARICO(ミライベース株式会社)
口頭では気恥ずかしくて伝えにくい「ありがとう」のメッセージを社内のメンバーに伝えるためのSNSアプリ。組織内のちょっとした貢献にもお礼をし合うことで、コミュニケーションの強化につながります
- Microsoft Teams(Microsoft Corporation)※Microsoftアカウントが必要
チャット連絡や会議など共同作業をスムーズにするためのチーム用アプリ。複数のメンバーでミーティングするときも、チャットとビデオの使い分けが可能。プロジェクトや社員旅行の計画を立てるのに便利なスケジュール機能も搭載。
- Workspace from Meta(Meta Platforms, Inc.)
ビジネスのためのコミュニケーション用アプリで、メールアドレスの認証だけで利用OK。グループを使い分けながらチャットと音声通話ができます。フェイスブックと操作性が似ているため、SNS世代にも「使いやすい」と評判です。
- Inko › Interactive Whiteboard
マルチデバイス操作ができる共同作業のためのアプリで、Apple TVにつなげ大画面で描画もできます。ホワイトボードにメモやイラストを自由に描き、クリエイティブな発想を共有できます。
- Lucidchart(Lucid Software)
プロセスフローやチャートフローなど、スマホで簡単に作図するためのアプリ。数百点以上の図形サンプルがカテゴリー分けされているので、アイディア発想ツールとしても重宝します。オンラインのブレインストーミングなどメンバーとの共同作業も可能です。
- gamba!(gamba inc.)
契約件数や売上など、これまでExcelなどで記録していた業務の推進をスマホで簡単に管理できるアプリです。数値をグラフ化して一括管理できるので、会議や打ち合わせの資料としても活用できます。データの可視化が成果の意識につながり、業績アップ効果も。
- Monday.com-Work Manegement(monday.com Ltd.)
プロジェクト管理用のアプリで、案件の進捗状況をチームで共有可能です。画面の見やすさでも定評があり、プロジェクトごとに作成したToDoリストがどこまで進んでいるのか状況がひと目で確認できます。カスタム性の高さも注目ポイントの1つ。
- Google Meet(Google LLC)
1回の通話が60分までに制限されるものの、基本的に全機能が無料で使えるビデオアプリ。登録済みの発信者のリアルタイム映像を応答前に表示できるユニークな機能、ノックノック機能も搭載。飲み屋にいる上司が発信しているからスルーしよう、なんて使い方ができます。
- Google Classroom(Google LLC)
教育現場向きのグループウェアアプリで、指導と学習を一元管理できます。クラス全体で同じドキュメントを共有し、共同作業や対話が可能です。生徒の情報管理、学習進度の追跡も可能。
- GitHub(GitHub)
ファイルの編集やプルリクエストの作成ができる無料アプリ。比較的軽めの作業になりますが、ちょっとした修正やクライアントへの対応なら、スマホのアプリ経由で完了できます。
スマホ対応のJ-MOTTOは最強のクラウド型グループウェア
リスモン・ビジネス・ポータル株式会社のJ-MOTTOは、1人毎月165円(税込)と格安な上26機能も標準搭載している人気製品です。
インストール不要!デバイスやOSを選ばず利用OK
J-MOTTOは専用の無料アプリの他、ブラウザ経由でログインも可能です。アプリをインストールしなくても、スマホやタブレットなど様々なブラウザで利用できます。
OSが高すぎるとアプリをインストールできないこともあるので、対応方法が2通りあるのは大きなメリットです。
あえてPC版のインターフェースを再現
ブラウザで利用する際、スマホやタブレットでも快適に使えるよう、インターフェースは最新のWeb標準技術のHTML5で実装しています。
スマホアプリでは、指で操作しやすいデザインになっていますが、大枠としてはあえてPC版のインターフェースを再現することで、デバイスの切り替えを意識することなくスムーズに使えるよう工夫しています。
オフラインでも連携サービスで情報を更新
長時間の会議中はもちろん、電波の通じない施設やエリア、新幹線や飛行機をよく利用する方にも安心です。
プッシュ通知やかんたんログイン機能も搭載
新着のお知らせを見逃さないため、プッシュ通知機能を搭載しています。ワークフロー経由でくる緊急の案件を見逃すミスも予防できます。
アプリでもログイン情報は保存できるので、ワンタップでログインできるシステムも整っています。1日に何度もログインするヘビーユーザーほど、IDやパスワードを毎回入力するプロセスがストレスになっているはずです。
アプリの活用でわずらわしいプロセスから解放されましょう。