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中国の野球について

column

2019年09月04日

利墨(上海)商务信息咨询有限公司 逢坂興昌

今年4月より赴任し、今回よりコラムを担当させていただきます。よろしくお願いいたします。さて、夏といえば日本では高校野球が大きなイベントになるくらい、野球は人気のスポーツですが、中国ではまだまだマイナースポーツと言われています。当社のスタッフにヒアリングしたところ、何人で行われるスポーツなのかもあやふやな状態でした。

そんな中、2019年8月5日に新しく中国プロ野球連盟(CNBL)というプロ野球リーグが発足されたというニュースがありましたので、今回は中国の野球についてご紹介をしたいと思います。

中国プロ野球の誕生

http://www.ppsport.com/article/news/649486.html

今回のプロ化においては、新しいプロ野球産業を作るため、以前あった中国野球リーグ(セミプロ)の従来の参加モデルを打破し、市場化の機能を備えるために参加チームを有限公司化されているようです。現在は北京、天津、江蘇、広東の4チームが参加され、36試合のリーグ戦とプレーオフ5試合が行われる予定で、全試合インターネット(https://kbs.sports.qq.com/#others)を通じて生配信されます。

試合開始は発表された当月の2019年8月15日18時半には試合が開始されており、中国ならではのスピード感であると改めて実感しました。

米大リーグとの連携

http://www.sport.org.cn/industry/2019/0816/283371.html

同時に、米大リーグ機構(MLB)と戦略提携についても発表されています。提携の実現により、中国のプロ野球は世界トップのリソースと直接つながることとなり、交流が増えることでレベルアップが期待できます。

トップダウン型の戦略が多い中国ならではのスタートなのかもしれませんね。

実は、国内外から野球レベルを向上させようと、以前よりMLBと日々取り組んでいます。中国代表選手をアメリカ独立リーグへ参加や、MLBが無錫に設立したMLBDCというアカデミーを設立して若手から育成させたりと、今後の成長も期待ができるのではないでしょうか。

私が特に気になったのはこれからの成長過程です。中国での人気のサッカーやバスケットが人気の中、人気がまだあまりない市場かつ日本で馴染みのあるスポーツだからこそ、普及までの戦略がより目に見えやすいのでは?と感じております。

弊社の取り扱っている与信管理においても共通することがあります。日本では当たり前の与信管理ですが、まだまだ中国では認知度はまだまだ低いと感じております。日本よりリスクが高いと言われている中国だからこそ、どうしたら普及していくことができるのか、スピード感を意識しつつ、日々考えて業務に励みたいと思っております。

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